第32回清掃・登山道整備活動報告


閉会式 集合写真 (下写真 清掃4班)
 今年の異常気象が続くなか一週間前に当日の予報に雨マークがつき、
九州の台風はまもなく温帯低気圧に変わりましたが依然として雨マークが消えず厚い雲が垂れ込め
雨が降りそうな天気にもかかわらず200人を超す参加者により
第32回清掃・登山道整備活動が2013年9月8日(日)に大倉及び表丹沢で行われました。
 今年は実施時期を9月初旬に設定し、実行委員会方式で取り組みました。
 残暑が厳しい時期で何よりも表丹沢に増えている山ビル対策が大きな課題となり、
ヒルキラーの希釈溶液を入れたスプレーボトルを各班に渡し、
出発前にしっかり足元に噴霧するようにお願いしました。
 また、万一噛まれた応急処置用に塩とバンドエイドも各班毎に準備しました。

清掃3コース ヤマビルキラー噴射

清掃4コース 天神平 小休止
 今回は清掃が6コースと整備活動箇所が駒止下の急な階段で作業内容もやや難しいので
安全を第一に考えて前回より1コースを減らした2コースとしました。
 清掃Bコースのメンバーからは心配した雨もなく視界が開け、丹沢の山々が違った角度で見えたのは
感激との言葉がありました。
 また林道に"ポイ捨て禁止"看板の脇に毛布やペットボトルが捨ててあり、皆「あ然」としたとも言われました。
 清掃Cコースは時間ぎりぎりまで頑張り、コースをすっかりきれいにしていただきました。
 また、清掃Dコースは今回も秦野戸川公園管理事務所のご厚意でリヤカーを借用し有効に使用しました。
 林の中に大型バイクの廃棄物があり、林道までロープを使用して下ろしましたが、大きさと重量オーバーで
リヤカーへ搭載はあきらめ林道脇に残し後日秦野市へ処分依頼をしました。

清掃5コース 表尾根

整備2コース 大倉尾根駒止下
 清掃全6コースの参加者数は176名で収集したゴミの総量は211.7sを可燃物と不燃物に分別し、
処分を秦野市に依頼しました。
 ゴミの量は前回よりも少ないですが、登山道及び林道周辺は毎年の清掃にもかかわらず多くの廃棄物が
あります、利用する皆様のマナー向上を関係団体と共に求めていきます。
 当日は地域の人たちの清掃活動に出会い、お互い「ご苦労様です」の言葉を交わすこともありました。
 整備は2コースに合わせて35名が参加し、老朽化した階段が目立つ駒止茶屋下のやや中間付近で
丸太階段を13段と予定より多く整備ができました。
 作業中、登山者から「ご苦労様です、ありがとう」と暖かい感謝の声をかけていただきましたが、
登山道の整備中にもかかわらず登山道以外への踏み込みがまだ見られたのはとても残念です。
 山ビルはやはり各コースで遭遇したと確認されましたが、幸いにも被害にあった報告はなくヒル対策は
大変好評でした。
 天候の都合もあり予定より早めの14:45から報告集会を始め、みろく山の会理事長に続き、
県自然環境保全センター課長及び秦野ビジターセンター館長からそれぞれ暖かいお言葉をいただきました。
 今回も新リーダーにCLをお願いし、中には初めてCLを経験する方もいましたが全コースで
真摯に取り組んでいただきありがとうございました。
来賓の皆様

みろく山の会理事長


保全センター課長

ビジターセンター館長
 最後に全員で集合写真を撮って散会しました。
 清掃Cコースは集会に間に合いませんでしたが到着後記念写真を撮りました。
 参加者皆様のご協力と関係機関のご支援を得て今回も有意義に清掃・登山道整備活動が
終了出来たことに感謝いたします。
 県民のみならず国民の貴重な自然を残す丹沢をいつまでも大切に守るこの活動を今後も続けていきたい
と考えています。
 会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
自然保護部実行委員会
各コース集合写真

清掃1コース

清掃2コース

清掃3コース

清掃4コース

清掃5コース

清掃6コース

整備1コース

整備2コース
第31回清掃・登山道整備活動(2012/12)
第30回清掃・登山道整備活動(2012/03)
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