中国の山旅を終えて ( Y ・ I )
9月18日〜24日まで7日間の世界遺産を巡る旅で14人が参加しました。
ハイライトの黄龍・九塞溝は快晴に恵まれ、素晴らしい景色を堪能しました。
他はくもりで雨も降らず順調でしたが、峨眉山はガスの中で金頂の普賢菩薩像は
全体像が見えず残念でした。
黄龍への道3900m峠で雪宝頂珊5588mが見えたのはラッキーでした。
ガイドも珍しいと言っていました。
3000m〜3500mを越えた高所での行動で、軽い高山病になった方もいました。
4日目は移動日で、松藩を7時30分に出て、成都着19時40分。
途中昼食と世界最初の水利施設「都江堰」を30分程見学しただけ
、あとの10時間はバスの中。ちょっとつらい移動でした。
ここで中国の交通事情にふれておきます。高遼道路を歩く人、横切る人がいます。
左右一車線の道が事故で渋滞対向車がこないとすっ飛んで逗い越しをかける車。
また遥か前方で動き始めたとわかると、一斉に対向車線を進み始める。
我々のバスも負けじと続く。これが現状です。交通マナーなどはありません。
今回初めて旅行計画の「ゆこゆこおしゃれ旅」に参加させてもらいましたが、
添乗員のミス橋本の気配りで楽しい旅が出来ました。 謝謝
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標高3900m峠より雪宝頂を望む |
限りなく透明で美しい黄龍 5彩池 |
二日目 黄龍 ( S ・ A )
未だ暗い成都を出発して空路九塞溝へ。山頂を削った様な空港の標高は
3500m。慌てて防寒具を着る。
バスで民山山脈を眺めながら 3時間、いよいよ黄龍。ロープウェイで一気に
登りほぼ平坦な森の木道をゆっくりと進む。 一時間余でエメラルド色の池が
棚田の様に連なる五彩池に到着。
周囲の山々は赤く黄色く色付き姶め、青い空にはチベットの念仏旗(タルチョ)
がはためく、暫し別世界に漫る。
盆景池等載百にも及ぷ段々の池を巡り、盆から溢れて黄色の岩肌
を流れ落ちる滝等を見てひたすら流れと共に木道を下る。
3時間半の肯程を堪能し、遅い昼食後3時間程で宿へ。急な標高差とバスの
揺れで体調も不安定!!雄大な世界遺産に感激の楽しい苦しい一日。
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明るく美しい黄龍・5彩池 |
金色の斜面を水が流れる黄龍の川 |
三日目 九塞溝 (M ・ Y)
九塞溝は総延長60hのYの字形の渓谷で、入り口はその銀下部にあたる。
谷に沿ってチベット族の「秦」が九つあった事から名付けられたという。
入口での発券トラブルのため、予定を変更して最大規模を誇る[諾日朗大爆布]
からスタート。カメラに入れきれない幅320mの樹正耕に注ぐ豊かな水流、紅葉の
混じる樹林から流れ落ちる水飛沫に圧倒される,。
バスで移動し最高地点[長海]へ、周囲に4000m級の深山がそびえ、プルーの
空に一層際立って美しい。 あの山はどこからアタックしようか? 山男らしい
語らいが楽しい。諾日朗塞館での昼食。15種の郷土料理に見た目も味も大満足。
午後はYの字右側の最奥地[原始」森林]から五花海・珍珠灘・珍珠灘爆布・
老虎海樹正瀑布・樹正群海・盆景海へと、それぞれに棚田のような湖招が連なり、
鏡のように反射する湖面。 激しいながれの中でしっかり根付いている樹木、
湖底に沈んだ倒木がくっきり見え、無数の小魚が泳いでいる不思議。
宝石のように澄み切った湖沼と渓流、瀑布。車窓からの景色と程よい
ウォーキング。添乗員の橋本サンから歩く会の皆さんはさすが元気ーと嬉しい一言。
.この日の入場者ほ2万人。この大勢の人々を受け入れてくれた九秦溝は
やばり別天地でした。
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壮観な黄龍の滝 |
空と森と古木がみえる九塞溝の川 |
五日目 峨眉山 ( I ・ H )
峨眉山は四川省の省都・成都市の南西60qに位置し、中国仏教四大聖地の
中でも世界自然文化遺産に登録されていることから仙境と呼ばれ親しまれている。
登頂入口近くの料理店で峨眉山料理の昼食を頂く。寺町の中華料理らしく深く
優しい味に親しみを覚える。麓の報国寺は標高551m、そこから舖装された山道を
ミニバスで延々と登り、標高2340mの雷洞坪からはロープウェイで、合わせて
約2時間半かけ、山頂3099m直下の金3077mに到着。この間2箇所の入門時に
パスポートの点検を受け、慣習・行政の違いに驚く。この日は朝から曇天、頂上付近
は殆どホワイトアウト状態。期待した雲海を展望できず、仏殿見学後に下山。
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青く済みきった九塞溝の川底 |
九塞溝の川に生きる植物の生命力 |
六日目 楽山 ( I ・ H )
楽山は峨眉山の東25qに在り、市街地の脇を流れる眠江の東岸・凌雲山の麓・
断崖に弥勒仏の座像・その高さ71m・幅29mの世界一大きな石仏が彫られている。
楽山大仏として世界自然文化遺産に登録されている。僧が当地の水害を鎮めるため
713年から90年の歳月をかけて完成させたとのこと。 先ずは大仏を身近で見るため
敷地内に入る。またまたパスポートの点検を受ける。大仏の大きな顔を横から眺め
階段を下りて足許付近から70m上を見上げる。裏道を再び約70m昇り敷地を出て、
今度は舟に乗り、河から大仏の全景を眺める。大仏をかかえる凌雲山全体が仏の
寝姿のように見える。この後、成都市内の諸葛武侯祠を見学した。
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