まとめ ( M. J. ) 2012年2月11日〜19日 参加者8人
本企画実施については、理事長のK氏により、当初計画されましたが、体調の都合により小生にリーダー変更要請されたこととまた、参加者も1人、同じく体調を悪くし、参加不可能となり、自分自身も海外経験はみろくではなく、個人的にも2回ほどの海外でもあるため、延期等も考慮したところでしたが、最初の海外実施記念企画でもあることと、海外経験豊富なサブのSさんをたよりにし、多少の不安もありましたが、実施することとしました。
コルチナ・ダンペッツォへは、水の都ベニスが最寄りの空港になり、ベニスから旅行会社(株)フェロートラベル手配のバスで2時間半で「ドロミテの真珠」と呼ばれるコルチナの町に到着しました。
今回のスキー場はコルチナ・ダンペッツォをはじめとして合計12ものスキーエリアを擁するスーパードロミテで、世界最大級のスキーエリアです。コースは総延長距離1,220km、リフト・ゴンドラ数460基と広大なスキーエリアの内、ファローリアとクリスタッロトファーナ、セラロンダ、ラガッツォイからアルタ・バディア、チベッタの各スキー場を専用バスで6日間にわたり、スキーをする計画となっており、
初日1日目はトファーナの猪谷千春選手が銀メダルをとったオリンピックコース等を、
2日目は今回の滞在ハイライトとなっているセラロンダ。コルチナから専用バスで約1時間のアラッパよりスタートし台形の形をしたセラ山塊の周囲を時計回りで一周するコースで、スキーの滑走距離は約30km、リフトの移動30kmを制覇。
3日目はラガッツォイからアルタ・バディアスキーエリアを目指すツァーコースで、コルチナエリアの一番西の外れ、ファルツアァレーゴ峠でバスを降り、ロープウェイでラガッツォイに登ると、標高2,750mの絶景が待っていました。そこから目的地カバナ・ルビーナまで標高差1,000mを滑り、大自然を存分に感じさせてくれるそのコースの途中には、石作りの小屋や、岩清水が凍って氷瀑化した景観、平地になると二頭立ての馬車が何人ものスキーヤーを引っ張ってくれる楽しいコースでもあった。
4日目、5日目は世界自然遺産に認定されているドロマイトと呼ばれる岩から形成される独特の山岳景観と荘厳な山々の姿に息を呑みながらのスキーとなりました。
最後の6日目は小生の意見により、タクシーをチャーターし、水の都ベニスの観光とし、案内人は現地の日本語堪能な方に頼んでの観光となり、また当日は仮装カーニバルの最中でもあったことからなお一層楽しめた観光となりました。
スーパースキーエリア・ドロミテの魅力は、あまりにもたくさんあり過ぎて、1回の旅では味わい尽くせない感があり、また今回、小生は班編成により、期待した爽快なスキー滑降ができずに終わったため、懐具合の相談で機会があれば、再挑戦したいほどのスキー旅であった。
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イタリヤ地図 |
コルチナ・ダンペッツォ地図 |
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コルチナの町 |
スキー場 |
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第1日目 2012年2月12日 ( A. T. )
ファローリアとクリスタッロの緩中斜面で足慣らしの予定が強風雪でリフトが運休。スキー場を巡回するバスに乗りなおしてトファーナのピステへ。風雪が強くて雪面がよく見えない。硬いバーンと氷を削ったような思い雪溜まり。時差ボケもあってフラつき少々腰が引ける。
ここは1956年、冬季オリンピックで猪谷千春選手が回転競技で銀メダルをとったコースがある。トニーザイラーが三冠王になったときでもあり、地元ではザイラーコースと呼ばれている。視界がよければ飛ばせる斜度。しかしきょうは無理をしない。山小屋コルドウルシェのランチは美味だがボリュームに皆がウーン。
足慣らしが終わって夕刻コルチナの市街地を散策。教会を中心にして賑やかな一画は歩行者天国。夜の反省会用の飲料等を生協で購入。帰りがけにガスが晴れて目の前に厳しくも美しいクリタッロの岩峰が夕日に映えてくっきり。しばし見とれながら歩いた。晴れ予報の明日からが楽しみ。ガンガンいくぞ。
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1956オリンピック会場トファーナ |
ホテルトリエステルのベランダからの景色 |
第2日目 2012年2月13日 ( U.S.)
晴天の日にハイライトであるセラロンダ(英語でセラ山塊をラウンドの意)が行われた。ホテルをバスで出発して約1時間、ファルツァーレで峠を越えてスタート地点のコルバラに到着した。車窓からもいくつかのスキー場やアルプスの絶景を見ることができる。しかし圧巻はそそり立つ岩山に雪が積もり岩肌にへばりつく。それに太陽の光が映え、感動の連続であった。
とくにドロミテの女王マルモラータやチロルアルプス、セラ山塊を右回りするとその姿は刻々と変化する。スキー所は4つのエリアにわかれ、それぞれのエリアをのんびりと楽しみながら、ゴンドラやリフトを乗り継ぎ、一日で60kmを移動する醍醐味は語り尽くせない。また来たい気持ちになる
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セロランダ景観 |
セラロンダスキー場 |
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第3日目 2012年2月14日 ( E. S. )
きょうの目的地は、アルタバリアコルチナからバスでチンクエトーレを左に見て、ファルツァレーゴ峠へ移動、急なロープウェイに乗って、ラガッツォイの展望台2,778mへ一気に上昇。ここからロープウェイの反対斜面を滑り降りた。最初は急斜面だったが、カバンナ、マルピーナを過ぎるとまったくの緩斜面で、ただひたすらスキーをこぐのみ。しかしこの間の景観は感動の連続。切り立った絶壁の直下を行く事ができ、さすがヨーロッパアルプスだなた思いました。
日本にはないだろうな?(みろくのスキー山行にしか行かないので実情はわからない)。またこのコースの途中で馬にひかれてスキーを滑ることができて大変楽しかった。
マルタバリアの印象は、あまり無く、ワールドカップのコースとなっている斜面を滑るというよりもずれ落ちるという感じで、とにかく下まで転ばないで降りることがでたのは良かったです。スキー場の印象としては、日本に比べてバーンが固く、私のスキー技術では、ちょっとしんどかったなというのが本音です。以上私の初めての海外スキーは、大変有意義なものとなりました。これも一緒に私を連れて行ってくれた皆さんのおかげだと感謝しています。ありがとうございました。。
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ラガッツオーイ氷爆 |
ラガッツオーイ氷爆M夫妻 |
第4日目 2012年2月15日 (I. H.)
ホテルから貸切バスで1時間のチベッタへ「。峠手前で雪がぱらついたが、峠を越えたら青空に変わる。標高3,220mのチベッタを見ながら滑走する。今日も快適。
昼食は石窯で焼くピザが美味しいという山小屋レストランへ入る。いろいろ味わいたいので3種類を4人で分て食べる。ピザの大きさは40cmくらいで生地は薄い。レストランには、タバスコはない。代わりに唐辛子入りのオリーブオイルをかける。評判通り美味しい!
別のグループは、3リットル入の生ビールタワーを注文。1.5mのガラスタワーは、テーブルに置かれ、ビールが注がれるとガラスの中で泡と液のコラボレーションを表現して一つの芸術品となる。皆、珍しく、オーという声と共に、カメラのシャターを切っていた。
食事が終わり、滑り始めたら、雪まじりの風が強く顔に吹き付ける。緩斜面を直滑降しても止まりそうになる。またある人は前に進もうとストックで漕いだいたが、全然進んでいないことを周りの人に言われるまで気が付かないほどの強風だった。思わないできごとの話に、疲れもどこかへ吹き飛んでしまった。
スキーを終え、バスを待つ間、バー・レストランで今日も楽しいスキーに感謝してビールで乾杯する。サルー!
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チベッタ景観 |
アルタバディア昼食ビールタワー |
第5日目 2012年2月16日 ( M. I. )
きょうは最後の滑り。5つの塔と呼ばれるチンクエ通りスキー場へ。青空に幾重にもそそり立つ峰々を眺めながらゆっくり滑り降りた。午後、トファーナに移動、ここもアンテラ王の鋭い岩稜の間近を2,500m〜1,000mの標高差の急斜面と緩斜面を繰り返しながら一気に滑り降り、周囲の景色や各コースも充分、堪能できました。
今回は私のスキーパスでリフト55回延べ標高差17,103m総延長85kmを滑り、各エリアの名前やリフトのアニメーション等を帰国後自宅のPCで記録を調べました。
フェロートラベルの清水様、みろくの方々からスキーの教えを乞い、生涯こころの宝と豊かさを見つけました。
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参加者全員 |
チベッタスキー場 |
第6日目 2012年2月17日 ( M. I. )
イタリアコルチナダンペッツォスキー最終日は車で片道2時間ほどの水の都ベニス観光です。
ジャンボタクシーとガイドさんを頼み、8人で繰り出しました。ベニスはもとは干潟でした。ドロミテ地方から木材を切り出しそれを杭にして作られた島です。ベニスを逆さにすると林が出現すると言われているそうです。
水上タクシーを使い、ナポレオンも絶賛したと言われるサンマルコ寺院、ベネチアガラス工房見学。昼には美味しい海鮮パスタに舌鼓。折しも仮装カーニバルの真最中、人々が仮面をつけ様々の紛争でそぞろ歩き。袴の日本女性も。カンポと呼ばれる小広間ではやはり人々が歌ったり踊ったり。明るく陽気な楽しいベニス観光でした。でもお上りさんの私は有料トイレの入口で正式なゲートで場所でトイレ代金をだまし取られてしまい、二重に支払う羽目になり、ほろ苦い思いでのベニスでもありました
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ベニスサンマルコ前 |
カーニバル |
第7日目2012年2月18日 ( S. K. )
ドロミテ最後の日、我々はベネツィアのカーニバルに行く事にした。8人乗りのタクシーでベネツィアまでレッツゴー!!
2時間でローマ広場に到着、そこで待っていたのは現地ガイドのCさん、とたんに男性軍の鼻の下がデレデレーと長くなった。美人で明るい彼女をみて皆、心ウキウキ。ローマ広場からは車禁止。我々は水上タクシーに乗り、カーニバルが行われているサンマルコへ。両岸の景色を楽しみ、心地よい運河の風に吹かれながら船は目的地へ。
サンマルコ広場には中世の衣裳、大きな帽子に広がったガウン、次顔には仮面、着飾った人たちが町の中を歩いていた。この復活祭は、人々が仮面をつけて身分を隠し、平民と貴族が一緒になり平等になれる日です。黄金のモザイクが威厳を放った建物サンマルコ大聖堂。ドーム内のモザイク絵は字の分からない庶民のために、絵物語になっている。この絵をみてキリスト教を理解していたようだ。町は迷路のよう、迷子になりそう、ガイドさんがいてくれて良かった。この町のトイレは有料、数も少ないので飲み過ぎに注意です。運河沿いに行き交う水上バスやゴンドラは、ロマンチックで旅情を誘う。時間があったらゴンドラに乗ってみたかったが、またのお楽しみにしよう。
楽しかった山行も終わり、明日は日本へ、現実の生活が待っている。私も仮面をはずして頑張ろう。ファイト!! |
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