「入会して七ヶ月半の感想」            「K.I.」

 入会は2006年7月、私の登山は夏の丹沢からスタートしました。最初の会山行は8月の鍋割山。暑さとの闘いで今までで最もハードだったかもしれません。真っ赤な顔全身から吹き出る汗、食欲が無く水分のみで登下山。一日で3キロ減量でした。当時語る経験もなく唯先輩のお話に聴き入り、いつか白分も有名な山に登りたいと念じつつ鍋割山に登らせて戴きました。

 この時の暑さにさすがのメンバーも疲労状況でしたがユーモアだけは絶やさず愉快な山行となりました。清らかな水の流れや目に染みる石の白さや空の青さが清涼剤でした。先輩方にどんな山に登りたいか間われる度、「まずは百名山です」と応えていました。

 まもなく日光白根山のバス山行のお誘いを戴きました。憧れの百名山の名に心が躍りました。初めての宿泊もリーダーのKさんのお陰で最高の想い出になりました。天候に恵まれ朝日に輝く日光白根山、スケールが大きく踏みしめた土の感蝕もサクッと心地良く、中に入ると空気が変わり神域を感じました。

 何より感動したのはリーダーが入山に際し二荒山神社に詣で合掌された事です。入会後学んだ事は多くありますが、教育部を通し後進を育てる忍耐強い姿勢に感銘を受けております。不慣れな者ですが今後共ご指導宜しくお願い致します。(2007年3月)
                       (写真と文章は直接の関係はありません)
エルブルース山行の写真 シャジン
  「T.M.」
 私の登山は、転勤により東海地方から東京に戻った12年前、カルチャースクールの登山教室に通ったのが始まりです。以後、教室で知り合った仲間と、月一度ほどのペースで山を続けてきましたが、40代も半ばに達し、ここらで基礎から技術を覚え直したい、また、地元の山・丹沢に、より多く出掛けたいとの思いにかられ、横浜に本拠があり、本格山行にも数多く取り組む「みろく」に入会することにしました。

 2006年8月に入会し、新人登山研修や三点支持学習、定例塔ノ岳Bまでに参加。ロープの結び方や、コンパスの使い方まで、多くのことを学びました。

 年が明けて一般山行にも参加するようになりました。1月のシダンゴ山山行では、低山ながらアップダウンが多く、午前中でかなりへばりました。昼、食欲がわかず、菓子バンを必死に喉に押し込んでいると、横にいたリーダーが「山の昼食はいつもカップ麺とおにぎり二つなんだ」と言って、おいしそうに食べておられました。「さすがにスタミナがある」と感心しました。

 翌2月の大山山行では、諸戸尾根や、通称ネクタイ尾根など、地図には示されていないコースを通り、丹沢の奥深さをあらためて感じました。途中、靴底のはがれかけや、ザックの背負い方で指摘を受け助かりました。
 今後も、勤めの都合も顧みながら、最低月一回は山に行きたいと思っています。ご指導よろしくお願いします。
(2007年3月)
                      (写真と文章は直接の関係はありません)
鳳凰三山のひとつ地蔵ケ岳 姫川源流
「入会して5ヶ月半の感想」           「F.I.」

 「原色ドライフラワー」ここ十年来、デパートやお花やさんで耳にする言葉です。生花をシリカゲルで埋め込み、乾燥させ、ピンセットを使い、ガラスのケースにデザインする花のことです。
もともと結婚式等の記念のお花を長く保存しておきたいということから始まったもものです。習いながら作り続け、なんと二十年が経ってしまいました。
 ある時、お花やさんの花もすてきだけれど、「山に一輪、自然に咲いている花がどうしても見たい」という思いと、そのためには「山に登りたい」という二つのことが、私の「みろく山の会」に入会したきっかけです。

 入会して、座学、5月20日の大倉〜小草平往復の実技山行からスタートしました。24人の大パーティ。無事に下山することができ、リーダーの皆さんの大変さにただ感謝の気持ちでいっぱいになりました。また反省会も楽しく、Iリーダーからのさし入れ、山椒の葉の佃煮の美味しかったこと。

 6月、雲取山(セミナー体験)に参加し、百年に一度しか咲かない熊笹の花を見ることができ、9月、日光白根山(テント)山行に参加、荷物の重さにはちょっとビックリ。でも色々体験でき、本当に毎回、教わることの多いこと。また楽しさも2倍、3倍です。

 9月、八方、唐松岳の宿「ルナピエーナ」の食事、おかみさんの気遣いには感謝。また唐松岳頂上にたった一本、それも丈がうんと短いうす紫色の松虫草に出会えたときには本当に感激していまい、「登って良かった」その一言。私の願いがかなった大切な時間。10月笹子雁ケ腹摺山に参加し、O、Sリーダーからの山の花の素晴らしさ、また、塩分、スポーツドリンクの大切さ、山ではあまり緊張しすぎず、楽しむことの大切さを教わりました。

 また25周年記念集中登山で富士五湖ではJコース、K,Y,Iリーダーの三方分山、パノラマ台に参加。久しぶりにお会いできた方々、山仲間も増え、本当に楽しい大切な時間を過ごすことができ、感謝しています。

 登山スクール基礎コースも終了し、中級コースもスタート、1月の「実技山行計画」も楽しみにしている今日この頃です。
毎月25日発行の「みろく」情報誌を心待ちにし、月3〜4回の会山行も楽しみ、岩、沢もトライしてみたい気持ちでいっぱいです。不慣れな私でですが、今後指導のほど宜しくお願いいたします
(2007年9月)
                      (写真と文章は直接の関係はありません)
富士山 ハクサンチドリ
「入会して1年の人の感想」              「T.A.」

 これまで高い山に登ったのは大山や高尾山程度で、神社の階段やジョギングでも息が揚がる状態の人間が、一度は日本一高い富士山に登ってみたい願望もあって方法を探していたところ、偶然にもみろく山の会の案内書を貰ったのが縁で門を叩き入会する事になりました。

 この一年、新人研修の座学・実技に始まり、みろく祭りIN鎌倉に初めて参加し、今回の25周年記念集中登山IN富士五湖までの一年間に10回ほどリーダーや先輩諸氏に指導を受けながらB山行を主に参加させて頂きました。
 下山後の反省会などにも参加し多いに楽しんでおります。

 入会して会員の多さや動員力の凄さには大変驚きましたが、これは長年の伝統と組織によって運営される役員はじめリーダーの献身的な奉仕と努力による事と、会員の積極的な参加と熱意によるものと感銘し、会長はじめ役員の方々や素晴らしい会員の皆さんの仲間になれた事を大変嬉しく思っています。

 この夏には、念願の富士山頂でご来光を拝み感動出来た事と、山行に参加することで体重が減り体調が良くなりましたことは、みろく山の会に入会したお陰と感謝しています。

 今後は、少しでも皆さんに迷惑を掛けない為には、知識と経験が必要であり、一番事故率の高い年齢層でもあるので、会主催の研修を受講し知識の向上を図り、体力と技能に合った無理をしない山行に参加させてもらい、登山の面白さや山々の美しさを楽しみたいと思っております。今後は気軽にお誘い頂ければ幸いです。(2007年10月)

以上