ヤビキ沢 沢合宿

 
 
日時・天候・ランク

5月21日(土)~22日(日)  晴れ  D-C-6:30  参加 5名 

 コースタイム


     集合 谷峨駅 7:40

 西丹沢自然教室8:29…9:13ゴーラ沢出合…入渓分岐…9:35
 ゴーラ沢入渓/沢装備 9:55…10:05 ヤビキ沢出合…10:45
 8
M大滝(右岸高巻き)10:50…11:00 Mスダレ滝(直登)
 11:35…12:15涸滝上13:35…14:00標高1200M付近
 (尾根取付き点)14:25…15:25
テシロノ頭…15:40 ベンチ
 15:45…16:45
P1065 …17:30東沢出合17:35…
 17:50 西丹沢自然教室…奥箒沢山の家

           行動時間 8時間20分     休憩時間 60分


 山行記

恒例の沢合宿。
今年の開催場所は西丹沢で、コースは箱根屋沢、鬼石沢、マスキ嵐沢、小川谷、ヤビキ沢、モロクボ・水晶沢の6コースが計画された。今回はヤビキ沢に参加した。
途中、箱根屋沢の駐車ポイントで入渓準備中の仲間のパーティに出会って、8時前頃に西丹沢自然教室に着いた。
この日は箒杉大橋の手前辺りから駐車車両が見られ、自然教室付近の駐車場は満杯だ。
5月の下旬に入ったばかりで通常ならシロヤシオには少々早い時期なのだが、今年は例年になく花の開花が早く登山者でにぎわっていた。

ツツジ新道入口から入山。
ゴーラ沢を経由、岩場の先の登山道から右手にある踏み跡で沢に下りる。
沢装備をして入渓だ。天気は快晴。石英閃緑岩の白い岩に沢水が輝く。ヤビキ沢のナメを期待する。
ゴーラ沢を遡行し、最初の二俣に出る。ここがヤビキ沢の出合。
右に進むと、突然ナメが始まる。
木漏れ陽に流水が輝く。
ナメとゴーロをくり返し、8
直瀑は左側を巻く。
その後小さな滝を何か所か超えると急に流水が無くなる。
やがて大きな涸れ滝となるが、その先の尾根の乗り越しで時間を喰った。

落石の危険を避けてハング気味の涸れ滝の右の枝沢を登り、その間の尾根を登って、懸垂で本来の沢に戻る。
剥がれやすい岩とグズグズで不安定な足元。ロープ1本で少々難儀した。
後は落石に注意しながら遡行を続け、落ち着いた所でようやく大休憩。
気を取り直して右岸の尾根を登り、石棚山稜を目指す。
白崩れの大崩壊地の際を登って登山道に合流。
ここで、期せずして満開のシロヤシオに出会った。
今年は滅多にない大当たりの年だそうで、枝々にあふれんばかりの花たちが咲き競っていた。

ベンチで、石棚沢右岸尾根に入る。
下るポイントが早すぎて1本手前の尾根を少し下ってしまった。

鹿柵ができて、ピークの地形が読みにくい。広いピークの奥のポイントから下らないと駄目だ。
ここは進路を西に確認すること。やがてしっかりした尾根筋が現れる。

ヤビキ沢をぐるりと回りこんで、尾根に沿って下る。急なガレが出てくるので慎重に下る。
1065の分岐は、字路のように見えてくる。ここを左に進む。
後は、急傾斜だが尾根筋に沿って下山。東沢に出会う。その先は整備された道を進む。
このルートは、ツツジ新道の初心者コースなのだそうだ。

西丹沢自然教室前を通過して、今晩の宿地奥箒沢山の家へ。

沢合宿の本番はこれからだ。皆でワイワイと食事の支度をして、その後の宴会が待っている。
本当に、山の人は酒盛りが好きだ。
中高年の山の会の仲間たち、いいのかな?そんなに童心に帰って騒いじゃって!
でも、これが楽しいんだよね!!

ワイワイガヤガヤと、いつまでも賑やかな酒盛りは続いた。

 



ツツジ新道入口まで
大室山が遠望できる




ゴーラ沢出合




入渓は登山道から右手の踏み跡に進む




入渓点右岸にヤマツツジ




ゴーラ沢入渓




ヤビキ沢出合




ヤビキ沢出合のナメ




つい、嬉しくなる!




ナメを楽しんで進む




流水が美しい




流れが木漏れ日に輝く




水の表情
見飽きることの無い眺めだ




続くナメ




大滝は左から巻く




3M滝は直登




涸滝が見えた来た




枝沢の間の尾根を乗り越す




この斜面を懸垂して本流に戻る




尾根取付き点




白崩れの左岸尾根に乗る




崩壊地の白色が青空に映える
荒々しい丹沢の一面だ




登山道に合流




シロヤシオにであう




期せずして、満開




石棚山稜は意外とツツジが多い




ベンチが下山のポイント




優し気な尾根の風情だが…
中ほどにはガレ場が出てくるので注意だ




尾根はミツバツツジで彩られいていた




 ガレを過ぎて、急降下
沢音が聞こえてきた
東沢出合が近い




ルート図