本厚木から6時55分発の宮ケ瀬行きバスに乗車。三叉路バス停で下車し、長者屋敷キャンプ場方向に県道70号を行く。大門橋を過ぎて直ぐ左側にゲートがあるが閉まっている為、脇のガードレールを乗り越えて中に入る。橋を渡って車道を左折。ハタチガ沢出合の尾根先端部でストレッチ後、山道に取り付く。
参加者11名が交代で先頭に立ちルートファインディングをすることになる。いきなり急登となり、ゴジラの背と呼ばれるヤセ尾根をひたすら登る。要所要所でコンパスを合わせ慎重に進路を探す。緊張の連続だ。何度か小さいアップダウンを繰り返すと鍋嵐が見えてくる。ようやく鍋嵐に到着しホットしていると、前方の物見峠方向からから声が聞こえてくる。山行中出会った唯一の登山者だった。山慣れした様子。これから我々と反対方向に向かうとの事。
物見峠方向に向かう途中で昼食。その後もバリエーションルートが続くので、皆で進路を確認しながら進む。熊ノ爪という表示のあるポイントで一般道に合流する道を見合わせて北上し、バリエーションルートの宮ケ瀬尾根に向かう。その後、何か所かで尾根が分岐しているが進路を忠実に読む。途中、足元には朽ちた鹿除けフェンスと針金が煩わしい道が長らく続く。
右側に宮ケ瀬湖が見え始め、暫くすると土山峠への道標があり、ヤレヤレ。その後は、宮ケ瀬湖への薄い踏み跡がある下降路。それまでの道とは一転して広々としており、かえって道が判り難い。滑りやすい落ち葉を踏みしめながら歩を進め、最後は宮ケ瀬湖の入り江を過ぎると村道に出た。
予定では6時間の歩程であったが、足並みがそろいルートも外すことなく予定よりやや早く下山。気が抜けない緊張の連続であったが、丹沢の奥深いバリエーションルートを満喫でき、充実した山行となった。
1時間に1本しかないバスを14時56分まで30分程待ち、土山峠バス停から本厚木へと帰路についた。
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