越 後 駒 ヶ 岳



 日 時 ・ 天 候 ・ ラ ン ク   2013年4月19日(金)〜21日(日)  曇・雪(20日) 雪(21日) C-D-12 13人
 コ ー ス タ イ ム  
 集合:19日14時 東京駅        
 解散:21日20時 小出駅

 20日
 (宿泊地)5:30…5:45見返橋分岐5:50…7:00駒ノ湯登山口7:00
 …10:15栗ノ木沢ノ頭10:30…12:20小倉山12:40…13:30百草ノ池13:40
 …15:10駒ノ小屋 

 21日
 駒ノ小屋
5:10…8:20小倉山8:20…9:35道行山9:35…11:40明神峠11:50
 …12:40
枝折峠13:15…18:18石抱橋

 20日 歩行時間 8時間      休息 1時間20分
 21日 歩行時間 11時間38分 休息 1時間30分
 
 報 告 事 項  
 荷物も重いし、時間も長かったので体力をDに変更します。何回か越後駒ヶ岳を実施してきたが、今回が一番厳しかった。
 1日目タクシーは見返橋分岐まで、その後は除雪された林道歩き。途中から除雪されていない雪道になり駒ノ湯迄1時間10分を要した。小倉山までクレパスと雪庇で気が抜けない急登。百草ノ池辺りからは雪になる。夜は暴風雪になった。
 2日目は、危険回避から、枝折峠にコース変更した。枝折峠までは順調だったが、豪雪のため道路と思しきところは深雪。枝折峠から5時間かかって、やっとタクシーが呼べる石抱橋についた。厳しいコースだったが、SLはじめ参加者の体力と気力で乗り越えられたと思う。
 コース変更等今回の反省点を、次回からの山行に反映させていきたいと考えています。
 


山 行 記

   越後駒ヶ岳     4月19日(金)〜21日(日)
 2日目:前夜泊のレーダーのご自宅を5時半にタクシーで出発、終点で下車。1時間ほど歩いて駒の湯。板を外した吊り橋を渡り小倉尾根登山口へ。駒の湯が標高400mくらいなので標高差1,600mを刻んでいかなければならない。つらい登りも尾根道のマンサク、ショウジョウバカマ、イワカガミ、カタクリが朝日を浴びて可憐に咲いていて気持ちを和ませてくれる。
 小倉山直下では残雪が多くかなりの急登であった。明日の下りは大丈夫だろうかと不安が頭をよぎり、思わず滑落停止のイメージトレーニングをした。百草の池辺りから小雪がちらついてきたので、頂上往復は明日にして15時過ぎに駒の小屋へ到着した。食頭さんの今夜のメニューは寄せ鍋、海藻サラダととものとても美味しくいただいた。
 3日目:夜中風雪の音で目が覚める。3時起床でお湯を沸かしおじやとラーメンで朝食。予想どおりの雪で頂上へ行っても視界ゼロ、危険もあるので頂上往復は断念し、5時過ぎに駒の小屋を出発。予定のコースを変更して銀山平に下山することになった。
 ホワイトアウトに近い状況で途中駒ヶ岳に登り返しそうになるハプニングがあったが、リーダー経験から回避することが出来た。小倉山から道行山まで雪庇、クレパスに気を使いながらルートファインデング、ラッセルをした。明神峠に着いたときには皆ホットして記念撮影の余裕もできてきた。あと一息で枝折峠。
 しかし、峠に着いてみると雪道を歩けると想像していた樹海ラインは雪に深く埋もれてほんの少し道路壁が確認できるような状態だった。GPSで確認しながら車道と思われる雪上を、トラバースを繰り返して進んだ。救いだったのは遠くに銀山平と思われる街並みが見えたことだった。みんなで順番にラッセル、トラバースを繰り返して17時半に北又川出会い到着。出会い近くで街の灯が見えたときは皆安堵の声をあげた。対岸の石抱橋に18時過ぎに到着、迎えのタクシーを待った。
 山行中にリーダーが休息を随時取り、決して急がせなかったので、時間はかかったが疲れはなかった。今回はルートを変更したため緊張した箇所もあったば、メンバーの団結力と各々の集中力が活かされた山行だったと思う。次回は、残雪の頃に同じメンバーでリベンジしてみたい。

ル ー ト 図