久しぶりのプチバリ、集合は橋本駅。小倉沢集落にテントを張った。リーダーから明日のコースの説明を受ける。
オーダーも決まった。翌朝は、5時出発、赤岩峠までは落ち葉が多く、その下が岩や水など、また時々氷になっている。
前衛峰、1583峰と核心部が続き、P3チムニーの取り付きでは残置ロープがあるが、ロープを出してもらい登る。1歩1歩確実に足を上げ、ホールドを探して、次の足を置く事だけを考える。ピークにでる。周囲は360度の展望、浅間山、正面は蓼科、その左に八ケ岳が望める。下を見るとこの岩稜を登ってきたのかと信じられない。「ここを下るのはとても難しいよ」の話に納得。
昨夜の「ホールドはある」と聞いた言葉が心強く感じられた。このような厳しいコースにはどこでも巻き道が必ずあるそうだが不安も期待も一杯ある、岩稜歩きは楽しい。P2・P1と次々越えていく。後をしばし振り返って眺める。感動! 八丁峠からの下りはつららが下がり、なめ沢も美しく、めづらしく大きな氷が残っていた。
バリエーションルートはルートが変更され、普通の登山道とは違って標識もなく、日々変化する可能性があるそうだ。それらのルートにも対応できるように、今回も、リーダーは1週間前に下見に行ってくださる。これらの周到な準備に導かれて、楽しい山行に参加させていただいた。お陰で、すばらしい経験ができた事を感謝したい。
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