白銀山・聖岳

日時・天候・ランク  2月17日(日曜日)  晴れ  C-C-7  参加者 8名   
コースタイム 

   集合 湯河原 8時       解散 根府川 16時5分


幕山公園8:38…土肥大杉分岐9:20…ターンパイク11:40…白銀山12:00…星ヶ山林道13:10…

聖岳14:10…清水橋15:00…根府川駅16:00


  歩行時間 6時間40分     休憩時間 42分
 
 報告事項
  積雪があり、笹薮の通過に時間がかかった。

  雨具上下、藪に適した手袋を最初から着用すべき。

 

山行記

 
 紅梅が山肌を染め、春の訪れを感じさせる幕山公園を8時30分出発。
一昨日の雪が道端に残る。
前方には一か所雪が載った山がある。
「白銀山」。今日の目的の山だ。
歩くほどに雪が深くなる。
入山者が少ないのだろう。
笹・樹木が思いのままに枝葉を広げ、静かに雪が載る。
眺めているだけなら風情のあることこの上ない。
「綺麗だなぁー!」の感動も霧散。
初めての体験をする。
道なき道を、立ちはだかる笹・枝と格闘しながらリーダーの後ろに続く。
背を丸め、地面を這って、それもダメなら笹の上に乗り上がってひたすら歩く。
桜吹雪ならぬ雪ふぶきを浴びながら。
スパッツ・ザックカバーを着け、雨具の帽子をかぶり、完全武装で立ち向かう。
足元に気をとられていると、目の前に小枝・笹!
一瞬の油断もならない。
思いの外雪に阻まれ、白銀山を踏んだのは11時30分。予定を大幅に過ぎてしまった。
聖岳へは星ヶ山林道を歩き、林道最終地点からピストン登攀に変更。
白銀山・聖岳の山頂は冬枯れの木々に囲まれ眺望はきかず、余りに地味だが、
一日中猛烈な笹薮と今冬一番という寒さの中、道を探しながら必死で歩いてたどり着いたと思うと、
忘れ難い山になりそうだ。
お二人のリーダーの見事な連携プレーで、根府川駅には予定通り16時到着。
山中で誰か曰く「今日の山行はまるで、死の行軍だね」…いえいえ!
青空と素晴らしい雪景色、自然が醸し出した「詩の交群」でした。
そして、全身を使って自然と遊んだ気持ちのいい山行でした。





 

白銀山山頂にて