裸山丸〜オオタル丸

日時・天候・ランク 2012年 12月23日(日)  晴れ  C-C-8  参加者 9名
 
 コースタイム

     集合場所  谷峨駅  7:10

     解散場所  新松田駅  17:15

 玄倉ゲート0748…0825ダム下0830…1016裸山丸1024…1121女郎小屋ノ頭1130…1419白ザレノ頭1433…1507芋ノ沢ノ頭…1553敷地山…1630立間大橋

     歩行時間  7時間43分

     休憩時間  1時間17分

 報告事項

女郎小屋乗越への下りは、出来る限り下ってから立木を支点に50mロープで懸垂がよい。
オオタギリへの下りも、出来る限り下ってから立木を支点に50mロープで懸垂がよい。
ロープは50mと、更に安全を確保するため30mを持って行くこと。
今回ランクを『C-C-8』としたが、ロープ使用の点から『D-D-8』が適当。


山行記 

晴れの予報が玄倉ゲートに降り立つと小雨。最近の天気予報の確率を信じ林道を急ぐ。

ダム下に降り玄倉川対岸の岩場を登ると裸山丸への取り付き点。初めに鉄梯子等が架けられた急な尾根筋が延々と続く。裸山丸は尾根筋の顕著なピークで標識はないがそれと直ぐ判る。この付近の山域は落葉広葉樹林帯、この時期葉が落ちて見晴らしがよいが生憎の曇り空、雨があがっただけでも良しとする。

オオタル丸への分岐点となるモチコシの頭で気を引き締め、西丹沢で一、二を競う難路へ向う。痩せ尾根のアップダウンを何度か繰り返し女郎小屋ノ頭に着く。ここから二人も立てない程狭い女郎小屋乗越への急峻な下りは出来るだけ木の根等に捕まりながら降り、後は懸垂下降で鞍部に立つ。

ここを登り切るとオオタル丸で苔むした大岩が点在する穏やかな山頂。この穏やかさと正反対の険しさを持つのがオオタル丸と白ザレのピークとの鞍部であるオオタギリ。オオタギリは鞍部が視認出来ないことと、鞍部から白ザレのピークへの垂直に近い登りがその通過を困難にしている。ここの通過に多くの時間を費やしたが、その名の通り白く細かい花崗岩で覆われた小さなピークにたどり着いた時、皆さんの顔に安堵の笑。

この時期日没は早い。この先は地図読みをしながら落ち葉で埋め尽くされた快い道を辿る。終着点である立間大橋に予定通りの時刻に着き、参加者全員で達成の充実感を分かち合った。






 
ここから玄倉川の川底に下ります

 
いきなりの急登には鉄ばしご

 
女郎小屋沢乗越に下る

 
最後は空中懸垂

 白ザレのピーク手前の鞍部に懸垂下降

白ザレのピークに登り返す

 

白ザレのピークでほっと一息

 
 
下りでようやく景色を眺める余裕がでました