總持寺〜三ッ池公園

   

日時・天候・ランク
 2012年11月12日(月) 小雨〜曇り  S  9人
コースタイム

 集合 : JR鶴見駅西口  9時00分
 解散 : 三ッ池公園    14時00分

 鶴見駅9:00・・・9:10總持寺9:10・・・9:10外部見学9:50・・・10:00内部見学11:00
 ・・・11:00外部散策12:00・・・12:10鶴見駅13:00ー13:15三ッ池公園13:15
 ・・・13:15
園内散策14:00
 
 歩行時間 : 3時間00分
 休憩時間 :     55分
報告事項
 總持寺内部、僧侶による説明は結構楽しい。

山 行 記

境内散策したことはあったが、諸堂内部の拝観は初めて。
三月修行を始めたばかりという若い坊さんが約一時間にわたり建物内部と厳しい修行の様子などを交え案内してくれた。
元は石川県能登にあったが、1898年の大火災により建物の殆どを焼失、それを機に1911年(明治44年)現在地に移転、火災の教訓を活かし建物は間隔を置いた東西配置にし、諸堂を百間もの廊下で繋いだという。
また境内には銀杏が多い。この木は水分を多く含み万一の場合は防火の役割も果たすため多く植栽されたという。
修行僧の最初のお勤めは百間廊下の掃除から始まる。
4時起床、15分で身支度を整え、同15分から座禅に入る。朝食は粥一膳とたくあん二切れにごま塩。
新修行僧が皆、始めに口にするのは、「眠い」「お腹すいた」だそうだ。さもありなんと思う。余程の覚悟と忍耐力がないとこの世界では勤まらないだろう。
この若いお坊さん、修行期間まだ浅いというのに曹洞宗の歴史、仏教の教え、更には多くの建物説明など朴訥ながら確かな話し振りで心に響く。やはり凡人とは一味違うのかなと感心する。
この後、我々はこの浄土の世界から一転して、ご馳走をたくさん買い込んで三ッ池公園へピクニック。暖かい初冬の陽ざしの中、園内の紅葉を眺めながら楽しいひと時を過ごした。
まこと高齢者にふさわしい企画だったと思う。
どうも有難うございました。
 



(1)總持寺 仏殿

(2)元内閣総理大臣佐藤栄作揮毫の石碑
   

(3)最初にくぐる三松関(さんしょうかん)

(4)山門
   

(5)東西諸堂を繋ぐ百間廊下

(6)防災を兼ねて植栽された銀杏