八甲田山・岩木山・白神岳

東北の黄葉の山を訪ねる

   

日時・天候・ランク

2012年10月20日(金)~22日(日) 晴・曇・晴 B-B-6 19人

コースタイム

 集合 : 東京駅         06時10分
 解散 : 秋田駅         17時40分

20日(金)
 ロープウェイ駅12:40・・・13:35赤倉山13:45・・・13:50井戸岳13:50
 ・・・14:05大岳ヒュッテ14:10・・・14:30大岳14:40
 ・・・14:55大岳ヒュッテ15:10・・・16:45酸ケ湯

 歩行時間 : 3時間15分
 休憩時間 :     55分


21日(土)
 八合目10:10・・・11:15岩木山山頂11:25・・・12:30八合目

 歩行時間 : 2時間00分
 休憩時間 :     20分

22日(日)
Aコース
 駐車場07:55・・・08:10登山口08:10・・・08:50二俣09:00
 ・・・09:50最後の水場09:55・・・10:50蟶山11:20
 ・・・12:10最後の水場12:20・・・13:10二俣13:20・・・14:00駐車場

 歩行時間 : 4時間55分
 休憩時間 : 1時間10分


Bコース
 駐車場07:52・・・08:00登山口08:00・・・08:35二俣08:42
 ・・・蟶山分岐・・・11:32十二湖分岐11:32・・・11:45白神岳12:05
 ・・・蟶山分岐・・・二俣・・・15:01登山口15:01・・・15:07駐車場

 歩行時間 : 6時間30分
 休憩時間 :     35分


報告事項

 黄葉が10日間ほど遅れていたため最高の時期でラッキーでした。


山行記

秋から冬へと季節が移ろい行く故の定まらぬ天候の中、八甲田山~岩木山~白神山地の山行は参加者全員の期待に違わぬ、大感動続きの三日間であった。
これは、偏にリーダー諸氏のご苦労ご尽力の賜物で、改めて紙面を借りて感謝御礼申し上げる次第。
烈風吹き荒れる中、寒さに震えて八甲田山の登頂の後は、まさに錦繍綾なす紅葉の大緞帳。
生涯最高と感嘆した一昨年の栗駒山の紅葉でも足元に及ばない。
今しばし 山の錦に たてきりて やくし如来の 生まれいでぬる  大松桂月
雪中行軍の歩兵第五連隊の試練も斯くやと思われる気象を物ともせず、岩木山を踏破して訪れた白神山地の橅の森は流石、世界遺産。
樹々の姿は神々しく、色付き始めた木々の葉は陽の光を受け、辺り一面を黄金色に染める。
零る雪か 花かあらぬか やま風に さそわれてちる 滝のしろ泡 菅江真澄
 「知っている人がいなくて、知らない人ばかりでつまらないから、山行への参加を躊躇する。」という声のある由。
宜なる事ではあるが、入会後三年経つ私にとっても存じ上げている人が皆無の今回の山行であったものの、心地良く楽しく気持ち良く過ごせ、まずは参加することが先。
「千里の道も一歩から」で参加しないことには、何時まで経っても知り合いが決して増えない事を末筆ながら申し添える。


  


 

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八甲田ロープウェイの登りゴンドラからの眺め。 これから登る山並み、手前の赤倉岳(1548m)と井戸岳。 井戸岳から大岳避難小屋への下り路(大岳の登山口が小屋脇にある。)
大岳の山頂(1584.6m)、初冠雪の名残があり、西風の強風が吹き寒く、360度の展望はかすんでいて、眺望は零だった。 大岳からの下り、正面が八甲田山の噴火口と火口壁。 広大な毛無岱湿原、黄金色に輝いている草黄葉が真っ盛り。
登山道の視界が開け、眼下は酸ケ湯温泉のすばらしい黄葉。 振り返ると、西風の強風が吹き荒れて、ウッスらと白くなった岩木山。岩木山の頂上は強風とガスで寒く、眺望は零だった。 十二湖の青池、インクブルーの青さだった。
長いブナ林を抜けると、正面になだらかな山頂の白神岳。 白神岳山頂と反対側の眺め。 白神岳山頂直近の避難小屋と岩木山の遠望。
     
   
白神岳山頂から見た日本海。