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甲州街道は江戸日本橋から、内藤新宿を通り、八王子と武蔵野・多摩の台地をへて小仏峠に入り、甲州を東西に突っ切り、下諏訪で中山道と合流する。全長53里余(約209キロ)で、この街道筋にあった宿場は45宿といわれたようである。また、他の街道に先駆けて、甲府柳町まで38宿、36里弱が慶長9年(1604)ごろほぼ完成した。信州下諏訪までの延長は(7宿20里)慶長15年に全線開通した。
街道歩きは、あいにく雨のため2日間延長され、出発となった。計画によると全11回のシリーズで来年11月で完歩する予定となっている。
江戸日本橋で集合写真を撮り、いざ出発。平日でもあるためか、静かな皇居をよこ切り、安政7年(1860)におこった桜田門外の変でよく知られた桜田門を通る。左手に警視庁を見ながら半蔵門に到着。これから新宿方面に向かい、四谷見附で見附口城門跡を確認。見附とは敵を見附ける事だそうである。見附以降は甲州街道の史跡等の面影は少なかったが、約18キロ、29000歩の行程で充実した街道歩きであった。
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