日原川小川谷大栗窪(中級)

日時・ランク・天候・人数
 2010年6月12日(土)〜13日(日)  D−C−7 曇り 6人
コースタイム
1日目
橋本駅南口17:00=19:00滝上橋(テント拍)

2日目
滝上橋07:30・・・11:00二股11:20・・・12:40涸沢(10m)13:00・・・
15:20稜線15:40・・・18:00滝上橋
〜 山 行 記 〜

奥多摩の日原川最大の支流である小川谷に大栗窪はあります。
奥多摩の沢は、苔むしたナメやナメ滝、滝の登攀よりも釜のへつりを主体とした沢が多いと聞きます。でも今回の大栗窪、確かにそのような面はありましたが、私にとっては滝(岩場)の登攀と高巻きで大変だったなあという印象の沢でした。疲れた〜。

初日は夕方出発、日原鍾乳洞先の林道をさらに奥に入り込み、入渓地点近くの林道脇でテント泊。翌日、林道沿いの滝上谷橋から沢に入ります。いつもながら入渓後の沢の様子がどのようになっているか楽しみでわくわく緊張する一瞬です。

最初はゴーロの中で小滝が続きます。大きな岩が多い気がします。大小屋の滝
210mの上段部、普段は滝中をシャワークライミングだそうですが、まだ水が冷たく濡れるのを嫌って皆さん滝の左側からハング気味の岩を登ります。

途中の7m滝の登りでは、より安全に、リーダーは途中でハーケンを1本打ちました。その後、再び連続する小滝や苔むした滝、巻がいのある高巻きを何か所も通過しました。最後は右岸の斜面を詰めあがり
16時少し前にやっと大栗の頭付近の登山道に出ました。

今回、ハングした岩の箇所もあり、体重の重い私には厳しい登りでした。ビビって登るのに時間がかかった箇所もあり、また巻きのきびしいところも多かったですが、パーティの皆さんに助けられて無事遡行することができました。流木も多く荒れて見える個所もありましたが、これもまた自然ですね。

  

入渓地点の
滝上谷橋
  
大小屋ノ滝
下段6m
  
大小屋ノ滝下段は滝の左側から登った
  
大小屋ノ滝上段。シャワークライミングを試みるが水がとても冷たく撤退。
    
大小屋ノ滝上段は左側から登った
  
木を使ってのビレイ
  
小滝が続く
  
ハーケンを打つリーダ
  
巻きも大変
  
苔むした滝
  
沢の右岸を詰め、まずは尾根筋に出たところ
  
尾根筋をさらに詰めあがり登山道に出た。登山道から見た景色
  

過去の山行記録