ゴールデンウィークの満員のバスを、奥多摩湖終点で降りる。
湖面が朝日に輝き、御前山の尾根をはじめ周囲の山々の新緑がまぶしくまさに「山が笑う」を実感。
ゆるやかな登りの山里の道を、湖をみおろしながら歩き始める。水根集落の手前で若葉の間から小河内ダムの威容が間近に見え圧倒される。そして旧青梅街道にはいると狭い舗装の道となるが車は通らないので、のんびりと多摩川の渓谷沿いに行く。途中に二つの細い吊り橋があり、対岸にわたる必要はないがまん中までわたっていくと(ちょっと怖いが)新緑の渓谷の絶景を眺められた。歩いていくうちに、廃線になったダム建設のトロッコのレールの鉄橋もあらわれ当時が偲ばれる。更に、道すじの集落で泳ぐ鯉のぼりを見ながら談笑しつつ歩くうちに、いつの間にか奥多摩駅に着いた。
経験者によると、この道は紅葉の頃はもっと素晴らしいとのことです。 |
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