D山行 北岳バットレス

日時・ランク・天候・人数
2008年7月20日(日)〜22日(火) D−D−12 晴 4人
コースタイム

20日
広河原12:00・・・15:20白根御池小屋(泊)
21日
小屋04:10・・・04:40二俣・・・07:10基部・・・10:20・・・四尾根取付
・・・13:50終了点・・・15:00北岳・・・15:40肩の小屋(泊)
22日
小屋05:20・・・07:00白根御池小屋08:20・・・10:10分岐・・・11:00広河原

報告事項

三連休の2日目の日曜日は大混雑。時間切れも多く見られた。3日目の月曜日は空いている。
下部岩壁Bガリーから大滝の取付部は雪渓で埋もれている。2ピッチ目から落石多く危険であった。
第四尾根は待ち時間が殆ど無く、10時過ぎに取り付きに着いたが、後続はいなかった。

夜叉神峠登山口に駐車したが、20日11時頃にはまだ数台の空きがあった。

肩の小屋1泊2食7500円は、食事良、従業員のサービス良、モンベルカード提示で飲物1缶サービス

山行記

3年前、バットレスをクライミングしているのを見て、何とバカなことをと思っていたが、まさか自分がやることになるとは・・・。さて、アルパイン本番入門の四尾根に梅雨明け直後にやってきた。3時に起床、4時過ぎに御池のテント場を出発、ライトを頼りに歩いていると二俣に到着。大樺沢雪渓を登っていく。気持ち良く晴れて、空が青く濃い。例年より雪が多く、下部岩壁の取り付き部で時間がかかる。ここが実質の1ピッチ目だ。メンバーの脇でこぶし大の落石が砕け、肝を冷やす。四尾根取付のテラスに10時にようやく到着。もうへとへとだ。小休止して登り始める。4ピッチ目の核心も迷わずA0(ヌンチャクを掴んで)クリアし、マッチ箱で懸垂、行動食でわずかに元気を取り戻しながら枯れ木のテラスへ。そして14時に終了点に無事登攀。メンバー間に笑みがこぼれる。
 心底疲れたが充実感があった。よくここまできたものだ。クライミング、ロープワークの先生方、岩の仲間に感謝。



白根御池小屋のテン場を出発


いよいよクライミング開始
リードで登る


セカンドで追いかける


先行者は霧の中


終了点から北岳山頂まではお花畑


翌日、無事登攀したバットレスを振り返る