S山行 片倉城址〜絹の道 

  日時・ランク・天候  11月13日(火)    S−3  晴れ  9人参加
  コースタイム JR片倉駅9:30・・片倉城址10:00・・大塚山公園11:00・・
絹の道・・11:45資料館12:30・・諏訪神社12:50・・
永泉寺13:00・・上柚木公園14:00・・南大沢駅15:00
山行記
  好天の、まさに小春日和に誘われて、当日参加の男5人、女4人の計9人がJR片倉駅に降り立ち、秋の1日を満喫した。
戦国期の山城であった片倉城址の公園内に立ち入ると、彫刻の森を思わせるさまざまなモニュメントの展示があり圧倒される。住吉神社にお参りし、静かな住宅街を抜け、八王子バイパスの片倉第1跨道橋をわたれば、大塚公園が目の前に現れる。行く手に立ちはだかる急な151段の石段である。ようやく階段を登り終えると、そこには別世界の”絹の道”といわれるにふさわしい昔の面影を残した古道があった。
  絹の道は安政6年に横浜が開港し、鉄道が発達する明治の中頃まで、八王子を中心に集められた生糸を鑓水Yやりみず)の市(いち)から荷車や馬の背に積まれて横浜港へ運ばれた日本のシルクロードである。しかし今では昔の姿をとどめているのは、大塚山公園から絹の道資料館までのたった1kmの区間の、遊歩道しかない。
  昔のよすがを示す絹の道資料館は、かつての鑓水の生糸商、八木要右衛門屋敷跡地に当時の屋敷の景観をイメージして建設された。わずか100年あまり前の幕末から明治にかけての絹の道周辺の名もない農民について、しばし思いをはせる。その後諏訪神社に寄り、大イチョウの銀杏をひろい、ゆったりとした山行は終わりを告げた。
(写真は別の時期に撮影したものです)





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