日時・ランク・天候 |
10月6日(土)〜10月7日(日) 天候不良でコース変更 3人参加 |
コースタイム |
1日目
清里9:40・・11:30牛首山11:50・・14:10赤岳14:20・・キレット
小屋15:15 (幕営)
2日目
小屋5:25・・権現岳7:00・・8:40編笠山・・10:55観音平
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山行記 八ヶ岳の彩り
山行案内では2泊3日であったが荒天の報により1泊2日に計画を練り直した。シーズンを過ぎた閑散とした清里から入り、リフトを乗り継いで真教寺尾根から赤岳へと向かう。
赤岳の山名由来は酸化鉄による赤い岩肌からきたもので、朝・夕の輝きはひときわ美しい。
詩人島木赤彦は
岩崩えの赤岳山に今ぞ照る
光は粗し目に泌みにけり
快晴の頂を経て、今夜の幕営地、キレット小屋を目ざす。
冬の真近なこの時季の八ヶ岳は、山を愛する人々にとっては、この後の厳しい冬山到来となる最後の山行として名残りを惜しむかのように、テント場は賑わいを見せていた。
翌日は権現岳に向かう。諏訪側の断崖に20メートルの鉄ハシゴが取り付けられている権現岳の源治梯子を登る時上から降りて来た若い女性は、その恐怖のため、体を震わせ泣いていた。聞けば八ヶ岳は初めてだとのこと。
編笠山を通過し、観音平に着く。
昔、富士山の女神である磐長姫は八ヶ岳の男神と口論をはじめた。お互いに自分の方が高いと主張して譲らない。見かねた阿弥陀様が仲裁を申し出て「水ほど正直なものはない。」といって、八ヶ岳と富士山の頂上に、
”とい”をかけ、これに水を流してみた。その結果、水は富士山の方に流れ、八ヶ岳が勝ったのだが気の強い富士山の磐長姫はおさまらず怒りを爆発させて八ヶ岳をけとばしてしまった。
その結果、峰は八ツに砕けて低くなり、今のような山容になった。 |
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