C山行 八海山

日時・ランク・天候 5月19日(土)〜5月20(日)  C−C−7 
 1日目 曇り雨

 2日目 強風雨
 5人参加
みろくの
   コースタイム
八海山神社9:45・・・11:00霊泉小屋11:10・・・12:30
ロープウエイ山頂12:35・・・13:13四合目半13:18・・・
14:08女人堂小屋(泊)

女人堂小屋7:10・・・8:05ロープウエイ山頂8:10・・・
9:03霊泉小屋9:13・・・10:00八海山神社
報告事項 女人堂避難小屋は2階建  トイレ有りで使い良かった。
水場は水が出ず使用出来なかった。
             山行記         
  八海山は、いくつかの峰の総称であり、信仰の山である。「降らなきゃいいね。」を
合言葉に八海尊神社に安全祈願をして出発。 ザックは重く、心は軽く、足どりは
いかに? 雨に濡れた新緑に見とれるのも束の間、急登、鎖、ハシゴと、精一杯の
緊張。 吐く息が荒くなる。

  −時間余りで金剛霊泉についた。 石碑 が立ち並ぶ、荘厳な趣の、岩間から流れ
出る冷水は、吹き出した汗の何倍もの活力を与えてくれた。
  空は次第に明るくなり、もしやこのまま晴れるかと、大きな期待。時折、途切れた
樹林帯から眼下に広がる魚沼平野が、霞に縁取られて絵のようだ。

  立ち並ぶブナの大木が、いつしか低木に変わったあたりで思わず足を止め歓喜
を上げた。 足元に一面の岩うちわ。 これ程の岩うちわを、これ程間近に見るのは
初めて。 すこしうつ向きかげんに、薄桃色に咲く様は、乙女の恥じらいの風情(私
にもあったのだきっと。 こんな季節が・・・)

  期待虚しく、ロープウェイ駅直前に降り出した雨は本降りになった。このあたりから
残雪は深くなり、ー歩ー歩慎重に足を運ぶ。 それでも時折、ザクッと膝までめりこん
でしまう。
  午後2時過ぎ、女人堂避難小屋に到着。 ホッ! 他に宿泊者はなく、貸切の
避難小屋での夕食は、それぞれの大きなザックから出てきた、海草サラダ、ゴボー
サラダ、お肉と野菜たっぷりのスキヤキ等々、豪華ケンラン。

  ―晩中降り続いた雨は、朝には小降りになっていたが、リーダーの判断で下山
となった。未練を小屋に置き去りにして下山開始。 雨の下りはすべりやすく、登り
にも増して緊張の連続で、八海山はまさに修行の山でした。 そして、新緑美しい
晩春から雪の世界へ、−気に季節の旅を味わった山でした。 さらに、教えていた
だいた避難小屋泊のノウハウは、又ー歩、山の楽しさを深めてくれました。。
ありがとうございました。


                   
       
八海山の女人堂までの断面図


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