c山行 大無間山
(だいむげんざん)
日時・ランク・天候 | 2007年5月19日(土)〜20日(日) C-C-10 晴 8人参加 |
みろくの コースタイム |
19日: 静岡―田代11:50・・・12:40雷段12:45・・・小無間小屋14:45 20日: 小無間小屋4:55・・・7:00小無間山7:10・・・10:50大無間山10:55 ・・・12:30小無間小屋13:00・・・田代14:50 |
山行記 ウインドウをたたく雨に半ばあきらめていたが、登山口に着く頃には陽が射すほどに回復していた。歩き始めはどこにでもある植林の暗い森である。そんななかでもいくらか植樹がまばらにになると、枝を分けるように強い陽射しが飛び込み、別世界を作っていた。道は歩きやすくパーティーからは話し声が絶えない。やがて登山道は伐採跡に入る。カエデ、ナラ、ヒメシャラ、山を埋め尽くす新緑に感嘆の声、しきり。このまま広葉樹がずっとつづけばよいと願ったほどだ。P4が近づくと傾斜を増した登山道はシラビソとイワカガミに変わる。今頃になって共用水2リットルが効いてきた。速いの、遅いのとぶつぶつ言いながらも予定通りの3時間で小無間小屋に到着。先客なし。テントを取りやめて小屋を独占。幸いなるかな。 予報どおりの晴れ上がった朝、寒くもない。今日はピストン、ほんの少しの荷で小屋を出る。登り返しを考えるとゾッとする急降下だった。この大無間コース最大の難所「鋸歯」がいきなり始まったのである。小無間山まで続く激しい登降ではあるがイワカガミ、そしてなによりもミツバツツジの可憐な花が心に沁みる。2時間の奮闘で小無間、さらに2時間で大無間。心惹かれた南ア深南部の雄、大無間山頂についに立ったのである。小広い山頂で満足の休憩、シラビソに阻まれ展望はないが、どの顔も晴れやかだった。 下山も苦労した。しかしまた行きたい。「大樽沢から入り大無間山頂でテント」という新たな目標ができてしまった。 |
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大無間山 | 大無間山山頂にて |
ヤマイワカガミ | ミツバツツジ |