山行記 |
春の風がここちよい朝8時、京急六浦駅に集合した。
静かな住宅地内の公園で、リーダーから ”コースは定期を買って入念に下調べをしましたの
で楽しみにして下さい” との説明に、 ”えっー” と感嘆と笑いの声があがった。
広大な公園墓地の横を廻り、新緑の中をゆっくりと山道を進むと、スミレの花や、桜ふぶきが
歓迎してくれた。
日曜日なのに人影はまばらで、やがて目の前に鷹取山の岩肌がみえてきた。
春霞で遠方はややかすんでいるが、近くの海の景色をながめたり、三点支持の話にしばし時
を忘れた。
10時、逗子の沼間坂上に到着し、順調な歩行タイムとのことで、一安心。まだ先が長く多少
の不安を感じながら、やまなみ緑道を抜けて乳頭山をめざした。
歩きはじめて、いつもの道と違い、”あれっ?” と思いながらも先に進むと、藪こぎ、はし
ご、急登ありと変化に富み、更に樹林帯の中で流れる汗をぬぐいながら乳頭山に到着した。
小休止をすませ、11時すぎに畠山を経て、花まつりで賑わう本円寺に到着した。
その後、ややピッチをあげ、大楠山にたどり着き、山科台住宅をぬけると陽がかげりはじめ、
16時に武山登山口へ着いたものの、一般的には下山時刻に ”まだ登るの” とつぶやきの
声も聞かれたが誰ひとり帰ることなく。
さあ〜、最後のふんばりをとリーダーから励まされ、5時15分ゴールの三浦富士に到着し
た。
ほどよい疲れを感じながら、縦断ウォークを無事終えることができ、皆で健闘をたたえ合い
帰路に着いた。
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