　　　　
　　　　　　山行記

　みろくに入会して２年弱、山登りを始めて２年弱、スキーは２シーズン目（尾瀬岩鞍を終え、１３日目）と、何もかもが初体験の連続です。雪に無縁の九州出身なので、生まれて初めてスキー場デビューでした。

　昨年はこんなにも思うようにならない板切れがあるのかと、夏山並の汗をかく。今年も斜面で転ぶと足取り足取り、板を履かせてもらいながらの滑走でした。が、ライトアップされた夜の雪景色、一人ゴンドラで往復し、頂上からの冬の絶景をみたあの時。今回は、最終日、ななかまどのコースに挑戦、転びながらも下りきってコースを見上げたときの感激。その転びっぷりをリフトから見ていて「上手になったじゃない」と声を掛けていただき、ほめてもらう嬉しさも久しぶりの体験です。「滑りをビデオに撮ってあげる」ギクッ！　嬉しいような遠慮したいような、でもスタートすると撮影中などと思う余裕もなく、ただただ転ばぬようにと無駄にストックを握りしめゴール目指して一心不乱。終了してリフトから初心者らしき人の振りを見て、あれくらいの感じで滑っているのかなとーと後からドキドキ・ワクワク。

　さあ夜です。見たいような見たくないような・・・見たくないような。１回目は「次よ」と言われて指の間から怖いものを見たさで見る。後は繰り返し流れる映像の中に、お酒を飲む手も止めて、自分の姿をしっかりと見る。３年後、５年後の滑走フォームはどれほど上達できるのか？子供の頃のヨチヨチ歩きを、大きくなったそして成長した自分を見られる期待と機会をもらいました。教えてくださる方々に感謝感激です。