甲州街道53里、45宿(約209K)を12回の計画で最終を迎えた。スタートは平成23年10月24日(月・計画日より雨天のため2日延期)で中山道の踏破を反省に夏季の7月〜9月の時期は避け計画した結果、述べ243名が参加し踏破した。12回にわたり実施したが、交通事故等に遭遇せず無事に踏破できたことは何よりでもあった。最終到着点は中山道との合流点でもある諏訪大社下社となる。なお、これまでの疲れを癒すためと反省会を兼ね下諏訪宿の温泉宿に宿泊し懇親を深め大いに盛り上がる。
第一日目はあいにく小雨模様と今季一番の寒い街道歩きとなったが、全員最後の道中との思いもあるようで元気に出発。途中、足長神社で秋祭りに遭遇し「みかん」等を頂く。上諏訪駅より小雨も上がり街道最後の上り坂を行くと左手に諏訪湖が望め眺望抜群に歓声が上がる。しばらくすると下諏訪宿の諏訪大社下社秋宮に到着し全員で参拝し無事到着を報告した。
第二日目は昨日とは変り、寒さも和らぎ秋晴れの天候。温泉で酔いと疲れを癒した身体で宿を出発。
最初に諏訪大社上社本宮を参拝。皆さん上社参拝は初めての人が多く、下社とは壮大さと神殿の建築物が、また違う趣を感じた様子。次に、昇仙峡ハイクに向かい1時間半ほどで仙娥滝に到着。紅葉時季と連休とが重なり滝上は混雑していた。下っていくと紅葉回廊、頭上を眺めると覚円峰が青空とマッチし快適な満足したハイクとなった。
甲州街道は日本橋より八王子(横山宿)までは平坦の道のりで市街地区、以降勝沼宿までは小仏、笹子峠越え等は山間部、勝沼宿より甲府盆地の韮崎宿までは市街地区であり史跡跡等は少ない。それより先下諏訪宿までは里山の面影を残す静かな街道であり、また史跡も多く保存されている。街道中保存されている本陣跡は「日野宿」「小原宿」一里塚は「恋塚」「下花咲」「御射山神戸」関所跡は「小仏」「山口」が比較的よく保存されていた。
なお、甲州道の案内板が中仙道と比較すると少なく下見をしておかなければ迷う時間がかなり発生すると思われた。
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