2014年5月4日〜5日
和田峠〜塩尻峠
分水嶺46 鉢伏山を超えて

ichiran ichiran 



20140504
和田峠ドライブイン跡10:00…旧和田峠10:30…11:55三峰山…14:40二ツ山…15:18泊地

20140505
泊地410…0452鉢伏山0505…0653高ボッチ山…0805東山…1012みどり湖…1043みどり湖駅



 4月に実施予定だった和田峠〜塩尻峠を5月4日〜5日に8名で歩きました。久しぶりに藪突撃隊長の堀さんが参加したのに藪は無く、北アルプスの山岳展望を楽しみながらの稜線歩きの2日間でした。




5月4日

 30周年記念八ヶ岳集中の時に繋いであった和田峠からのスタ―ト。上諏訪駅からジャンボタクシーに乗り和田峠トンネルの先で降ろしてもらう。振り返ると鷲ヶ峰が見える。

「あーここだここだ」と思いだし国道から細い登山道らしき道に入る。地形図にあるスキー場の施設は寂れ長いこと営業はしていない様子。やがて「中山道」や「霧ヶ峰中央分水嶺トレイル」の案内版が出てくる。登山道は整備され歩き易い道が続く。今日の行程は三峰山を越え、二ッ山付近で幕営の予定だが雪が無いことも考慮して共同水1?を追加した。重くなったザックと初夏の日差しに汗が流れる。2時間をみていたが1時間30分で三峰山に着いた。三峰山からの展望は素晴らしく北アルプスの山々を眺めながら昼食を摂った。二ッ山には予定より1時間早く着いたが雪が無いので先に進む。前二ッ山手前に雪が残っていて笹原の平なところを見付けザックを下ろし1日目の行動を打ち切った。テントを2張り設営して寛ぐ。今日の夕食メニューは、薮田班は鍋、坪井班は仙台麩の卵とじ丼、飲みながら楽しい時間が過ぎていく。明日は天気が崩れる予報なので3時起床としたので各テント早めの就寝となる。夜にテントがパタパタ揺れ、やはり天気は下り坂のようだ。


歩き始めは旧中山道トレイル


旧和田峠に到着

 
旧和田峠の石碑群

 
眺めの良い尾根道を辿る

 
雪はほとんどない

 
三峰山に到着

 
ヒメイチゲがかわいく咲いていた

 
こんな感じのところでテント泊



5月5日

 朝、テントから出ると塩尻方面の街の灯りが綺麗だ。両テントとも撤収が速く4時10分にはライトをつけて歩き出すことができた。前二ッ山を越え鉢伏山に5時に到着。午伏寺に降りる分岐を通過、横峰に6時10分に着いた。高ボッチ山がすぐそこに見える。夏には高山植物が沢山見られるようだが、今回はスミレなど、小さい春の花が少しだけ。

下るにつれ「ヒトリシズカ」などがポチポチ。荷直峠まで来るとスミレが多くなってきた。

東山に8時に着く。ここからは車道に平行している登山道を歩くが粘りのある黒土で靴の裏に団子状につき歩き難い。標高1000mくらいで中山道に合流。春の香り漂う里山風景を楽しみバス停を横目に、みどり湖駅までテクテク歩く。この駅から2013年12月に繋いだ霧訪山は新緑の山に姿を変えていた。分水嶺西ルートは経ヶ岳を越えていよいよ権兵衛峠を目指すことになるが厳しい藪が行く手を阻む。この山域は雪の季節に来るとして、それまでは東北地方のルートを延ばしたい。分水嶺メンバーは地図読みのベテラン揃いのため自分の引いたルートに確信をもっているので右だ左だと譲らない。今までは皆の意見を聞くだけ聞いて最後に村田さんが判断してルートを延ばしてきた。自分がチーフになってみて彼の大変さ、偉大さがよく解った。今回はチーム一丸となって歩いたことでこれからの分水嶺山行の方向性を見つけられそうな気がする。


鉢伏山の祠


鉢伏山の山荘へ下る
ここからは自動車道を延々と歩くことになる

 
高ボッチ山

 
ピンクが美しいヒナスミレ

   

ichiran ichiran