2010年9月30日

中央分水嶺踏破シリーズ11

清水峠〜巻機山 山行記

みろく山の会

 

 中央分水嶺シリーズも2年目の秋のシーズンとなった。昨年の秋は、吾妻川の上流部、四阿山から野反峠までを歩いた。今年の秋は、いよい利根川本流の源流部へのチャレンジだ。今回は、清水峠から巻機山までを二泊三日で歩くコース。ジャンクションピークから巻機山は、薮との格闘が予想される。六名の精鋭メンバーで挑んだ。

 


9月18日 土曜日 晴

 朝、6:45に東京駅に集合。集合時間ぎりぎりに行ったら他のメンバーは、全員揃っていて自由席の長い列に並んでいてくれた。MaXとき303号の2階席に6人向かい合わせで座る。このメンバーが揃うのは久しぶりだ。それぞれの夏の山行の成果を語り合う。大宮を出ると立ち客が出るほどの混み様になる。秋の3連休第一弾は天気にも恵まれて、皆さんお出かけのようだ。越後湯沢で、在来線に乗り換えて塩沢まで行く。予約していたジャンボタクシーに乗る。南魚沼の水田地帯にはコシヒカリが重そうな稲穂を垂れている。まもなく収穫だろう。清水の集落を過ぎると直ぐにゲートがある。ちょうど工事関係者の車がゲートの鍵を開けていたので、通してもらえないか聞いてみたがダメだった。前回、清水峠から下山してきたときには、バテてしまったメンバーの救出のために、T,Yの二人がここまで走り、ゲートを開けてタクシーに奥まで入ってもらったのだが、今回は、特別扱いはなし。ここから出発だ。ストレッチをして気合を入れる。



9:12 林道を歩き出す。日が当たっているところは暑いが、日陰に入ると涼しい風が気持ちが良い。下界の記録的な残暑とは別世界だ。林道から川沿いの登山道に入り、堰堤を越えてしばらくいったところで、飛び石伝いで川を渡る。

10:12−20 ここで最初の休憩。沢の水量は前回と同じぐらいのようだ。ここから謙信尾根に入る。Kを先頭に登って行く。急登をハイペースで登って行く。峠を越える送電線の鉄塔を1つ、2つと超えていく。

11:18−28 3つ目の鉄塔で2回目の休憩。ちょっとペースが速すぎるということで、トップをTに代わる。わずかに落ちたかなぁ、と思うぐらいのペースで登って行く。左手には、今回の目的のジャンクションピークから檜倉山、柄沢山から巻機山へ続く稜線が見える。遠くから見る分には、なだらかな稜線で、ところどころ草原もありそうなルートに見える。清水峠の手前のピークを巻いた沢筋にある水場でのどを潤し、笹原を少し下ると清水峠に着いた。



12:49−13;13 東電小屋を過ぎ、避難小屋の前で昼食タイムとする。ここからが中央分水嶺だ。分水嶺11では、清水峠からここまでを歩いている。僕は、身内に不幸があり参加できなかった。真夏に歩くには相当ハードなルートだったようだ。機会を見つけて繋いでおかなければいけない。朝日岳方面から何人かの登山者が降りてくる。朝日岳方面には単独者が登っていった。今日は、笠が岳の避難小屋だろうか? ジャンクションピークを目指して登る。標高差500mの登りがいのある道だ。標高が高まるにつれ、周囲の山が見えてくる。

  

柄沢山の先に見えるのは、巻機山。さらに越後沢山へと続く稜線が見えている。登りがきつくなるとHのペースが落ちてきた。このところ、仕事が忙しいようで、睡眠不足なのだろうか。今日は時間もある。明日はHには突撃隊長としてヤブと格闘してもらわないといけない。今日は、明日への鋭気を養いながら、ゆっくりと行こう。

15:30−34 ジャンクションピークで巻機山へのルートを確認する。笹が覆いかぶさっていて地面は見えない。まあ、明日のことは明日考えよう。


15:46 朝日岳への分岐の手前に快適な幕営地を見つけテントを張る。朝日岳未経験の3名を登頂隊、残り3名を水汲み隊とする。

  

さて、夕食の準備だ。先ずは、御飯を炊いて、と思ったら、米がない。どうも、Yの自宅の冷蔵庫に入ったままのようだ。まあ、一食分ぐらいは、どうにでもなるだろうということで、今日は、明日用に持ってきた米を炊くことにする。先ずは、Yの母の味の花梨酒で乾杯。Hからは、つまみとして一人一本のキュウリと金山寺味噌の提供。柿ピーも12袋。うーん、これだけ持って来ればバテるはず。しゃりっとした歯ごたえに仕上がったマーボ茄子のメインディッシュ、おいしく炊き上がった御飯に舌鼓を打つ。携帯で明日の天気をチェックする。新潟側に出ていた雨マークが消えて、明日の午前中は曇り、午後には晴れ間もありそうだ。北には六日町の街明かり、西には湯沢の街明かりが見えている。ぐっすると寝る。

 

9月19日 日曜日 霧−晴れ

3時半にに起きる予定だったが、目が覚めたら3時50分になっていた。あたりはガス。視界は20m程しかない。天気予報をチェックすると朝夕が曇りで日中は晴れるとのこと。心配はないだろう。お餅のスープに昨日食べ残した御飯も入れて朝食。

5:25 すっかり明るくなってから出発。ジャンクションピークから、いよいよ巻機山への道に入る。標識には「難路、道ナシ」となる。路はあるけど道はなし。なんのこっちゃと思いながらも突入。先頭は、ナルミズ沢からの詰めで、このルートを歩いたことがあるKにお願いする。路は膝下ぐらいの丈の笹で隠されているものの、踏み跡はしっかりしている。



6:32−37 笹薮の中を130mほど下った1757mのピークで小休止。ここから北の尾根に乗る。ところどころに潅木も混じるが、背も低く、踏み跡もしっかりしていて、順調に進んでいく。すると、向こうから人がやってきた。聞くとナルミズ沢を詰めてきたとのこと。昨日、沢筋に見えたテントの主のようだ。まもなく、大烏帽子山手前の鞍部を過ぎる。ここまでは、沢屋の踏み跡が期待できたが、いよいよ、道なき路に入る。



7:28−39 大烏帽子山の頂上に到着。予定より30分遅れ、出発の遅れをそのまま引き継いでいる。笹原の中を明瞭な踏み跡が続いており、ここまでは順調だ。下りに入ると道が怪しくなってきた。ここでトップがHに代わる。今日は体調も万全なようだ。ヤブ好きのHが先頭に立つとルートも応えてくれる。潅木が立ちはだかり、ルートファインディングが難しくなる。それでも、ぐいぐいと突き進んでいく。



その内、Hが、なんか人の声がすると言い出した。幻聴が聞こえ出すには早いと思いながらも、しばらく進む。ナルミズ沢の詰め上げ点を過ぎれば辺境の地。人がいるはずはないと思いながら、しばらく進む。すると、僕にも人の声が聞こえた。びっくりして前方を見ると、ガスの中から4人組のパーティが現れた。



大烏帽子岳の北側の肩から西に延びる尾根に迷い込んでしまい、戻ってきたところという。GPSで正しい尾根の方向を確認し、北に延びる尾根を進んでいく。話を聞くと、今日は巻機山まで行く予定だという。これは相当の強者のようだ。しばらくは、先を譲って後を行くが、後ろに回るとすぐに追いついてしまう。やはり、この藪の中、トップを歩くのは相当の負担になる。トップを代わりながら進んでいく。



11:51−12:23 檜倉山に到着。大きな池塘のほとりで昼食、昼寝タイムとする。行動水が少なくなってきたT,Iが、浄水器のテストを兼ねて水を作る。水場がない今回のルートに備えて調達したスーパーデミオス。マヨネーズのチューブの先に、活性炭と中空糸フィルターが付いたような構造だ。原水を入れて、チューブを強く押すと、浄化された水が出てくる。数分のうちに、500ccずつの水を作った。ここの池塘の水は、もともと澄んでいたが、匂いも癖もない、おいしい水が出来上がった。この時点で予定タイムを2時間超過していた。ここから幕営予定の柄沢山までは、3時間を予定していたが、これまでの藪の状況を考えると、倍ぐらいかかる可能性がある。水場まで行きつけなかった場合に備えて、ここで今夜の水を確保することも考えたが、重荷を背負っての藪漕ぎはつらい。メンバーもヘッドライトをつけてでも次の水場まで行く覚悟のようだ。

  

再び笹の藪に入る。潅木の藪に慣れた身には、笹薮は安楽ルートに思える。しかし、それもつかの間、厳しい藪に入る。檜倉山から北に下る尾根は、一旦、東に振ってから、再び北に折れる。このあたり、群馬側は崖になっていて歩けない。新潟側は、様々な樹木が絡み合った藪だ。潅木の枝から枝へ空中遊泳し、時には潜り、そして、転んだり起きたりを繰り返しながら進んでいく。トップは5分と務まらない。どんどんと交代しながら、進んでいく。

15:07 最低鞍部を通過。時間との勝負になってきた。稜線は潅木交じりの藪が続いている。群馬側は、草地とザレ場が断続的に続いている。4人組のパーティの内、先行する2人は群馬側にルートを取ろうとしている。しかし、岩場のトラバースが必要で、危険を伴いそうだ。我々は、尾根筋のルートを取ることにする。事前調査によると、柄沢山の幕営地は、手前の1680mの肩と、北側の1809mの小ピークの2箇所だ。後者には池塘があることが分かっている。前者には、その情報はない。歩きながらも肩に広がる草原に池塘がないか目を凝らしていたが、確認は出来ていない。行動時間が10時間を越えて、僕自身も息が上がってきた。この痩せた藪道を、ヘッドライトで、疲れきった体で進むのはリスクが高すぎる。かといって、手持ちの水だけで幕営するのもつらい。メンバーが持っている水の量を確認する。500−800cc程度。僕の水を加えて、1人1リットル弱。なんとか、一夜を明かすことはできるだろう。皆には、ヘッドライトを付けてでも池塘のある幕営地まで行くぞ、と声をかけながらも、暗くなる前にテントを張らなければいけない、と思い悩みながら最後尾を登る。

15:54−16:00 1680mの肩に到着、テントを張る十分な広さはあるが、やはり池塘はなかった。ザックを下ろし、小休止。誰も弱音を吐かない。よし、行こう。ヘッドライト無しで歩けるのは、あと2時間程度。どこまでいけるか分からないが、気力の萎えないうちに歩き出す。群馬側の斜面には、草地が断続的に続いている。尾根を行こうという意見と、草地をトラバースしようという意見が交錯する。しばらくトラバースした後、三点支持の練習場のような岩場を登って尾根に乗る。しばらく行ったところで、2ndを歩いていたYから下に池塘が見えると声がかかる。群馬側の斜面を見ると、50mほど下に小さな池塘が見えた。尾根上には、何とか2張りのテントを張るスペースも確保できそうだ。



17:04 ここを今日の幕営地とすることにする。TYIにテントの設営を任せて、HKMで水の調達に向かう。急な草地を下ったところに池塘はあった。長辺5m、水深は10cmほどの小さな池塘だ。容器に組むと、薄いコーヒー色をしている。とにかく水は水。3人で20リットルほどを担ぎあげる。上ではテントの設営が完了していた。我々のテントの足下は平坦地からはみ出して沈み込んでいたが、ザックの床下収納庫と思えばよいだろう。残っていた水でおいしいコーヒーを入れ、一息ついてから、浄水に取り掛かる。チューブタイプの二つのスーパデリオスで水を作る。コーヒー色の水が無色無臭の水に変わる。確かに強力な効果だ。だが、勢いよく出たのは、最初の500cc。フィルターが詰まったのか、だんだん、勢いが弱くなる。Hが持ってきたのは、ドリップデリオス4。これは大きな容器の下に取り付けで、自重で水を越すタイプのものだ。ストックで三脚をつくり、4リットルの原水を入れた容器を吊り下げる。ぽたぽたと水が落ちる。でも、こちらも次第に水の出が悪くなる。とにかく、明るいうちに、一晩の水は確保した。下方の1680mの草地にはテントが見える。たむしば山の会のパーティは、そこで幕営と決めたようだ。落ち着いたところで、先ずは、無事に幕営地にたどり着けたことに祝杯。T家特製梅酒。肴には、イワシ、アジの干物を焼きに、海草サラダ。今日のメインディッシュは、「瞬間美食カレー」。ドライフーズには、あまりおいしくないのも多いけれど、分水嶺の食担チームは、いつも、軽さとおいしさを兼ね備えた、こだわりの品々を揃えてくれる。「コメ」はなかったけれど、パンと一緒においしく食べて、お腹いっぱいになった。11時間を越す行動の疲れで、直ぐに眠りに付いた。(僕の鼾で寝付かれなかった人もいたみたいだけど、、)

 

9月20日 月曜日 敬老の日 雨−晴れ

1時ごろに雨音で目を覚ます。時々強く降るが、風は強くないので、行動には支障ないだろう。

3時30分の起床を予定していたが、隣のテントが活動を開始したようなので、こちらのテントも3時10分に起床。朝食はドライフーズの、にゅう麺。これも、手軽に出来る上に、味もなかなかのものである。手際よくザックへのパッキングも終えたが、外は未だ暗い。しばし朝寝とする。明るくなり始めるのを待ってテントを撤収。弱い雨が降っているが、行動に支障が出るような天気ではない。予報でも快方に向かうようだ。事前の計画では、ここから米子頭山まで2時間、さらに巻機山まで2時間を予定していたが、昨日までの状況を考え、行動時間を1.5倍して、米子頭山に9時着、巻機山に12時着を目標とすることにした。

5:29 出発。たむしば山の会のテントは、既に撤収されている。こちらに向かって歩き始めているのだろうが、姿は見えない。先ずは、柄沢山の山頂を目指す。



今日も歩きにくい藪が続く。笹薮はマシな部類なのだが、それでも、倒木が隠れていたり、落とし穴があったり、「あっ」という声と共に姿が消え、必死に起き上がる、ということを繰り返す。今回の最長老のIもザックのバランスが悪いようで、起き上がるのに苦労している。今日は敬老の日。目上の方は大事にしなければいけない。Iが担いでいた、テントを引き取ることにする。僕のザックには、雨に濡れて重くなったテントが2張分。さぞ、重いだろうと思って担いだが、大したことはなかった。Tの旦那に譲ってもらったミレーの70リットルザックは、僕の体には良くフィットしているようだ(後で、落ちがあるのだが)。

6:07−10 柄沢山山頂。

6:51−56 1809m。昨日の幕営候補地に着く。広い草地に小さな池塘が点在している。なかなか良いテントサイトだ。しかし、昨日ここまで来ていたら、あたりは真っ暗。ずぶずぶと池塘に踏み入って泥んこになっていただろう。昨夜、池塘を見つけてビバークできたのは幸運だった。タクシー会社に電話をして13時の予約を17時に変更してもらう。米子頭山までは、小さなこぶをいくつも超えていく。山容は穏やかだが、藪の厳しさは相変わらずのようだ。ルート取りも難しい。Kは、潅木を避けて群馬側の笹薮に逃げたが、尾根に登り返すのに大苦労。それからは「下ったちゃダメ」が口癖になった。Hがトップに立つと、決まってジャングルコースに突入。これは、巡り会わせだ。



Hは後方から「シャクナゲとイチイの間を抜けて!」などと、いろいろな植物名を上げて、トップへルートを指示する。さすがに植物を、もうひとつの趣味にしているだけのことはある。葉が密生しているイチイの領域にはシャクナゲの枝が入る込むことが出来ず、その間には人が掻き分けて入り込めるスペースがあるのだ。

8:26−32 米子頭山手前ピークで休憩。



9:14−25 米子頭山山頂。ほぼ予定通りの時刻。正面には米子沢が見える。白く水しぶきを上げるナメ滝が延々と続いている。この連休、会のメンバーが登っているはずだ。



10:43−11:01 最低鞍部。巻機山への登りもなだらかな尾根に見える。簡単に歩けそうだが、事前情報では、ここからが、厳しい藪とされている。しかし、ここまで来ると、皆、今日中には帰れるという確信が持てるようになり、気持ちにも余裕が出来る。藪との格闘を楽しもう、という気持ちにすらなる。案の定、笹は深く、潅木帯が断続して現れる。後ろを振り向くと、4人組のパーティも登ってくる。ザックを下ろしてさて出発と思ったら、手袋がない、これは、皆に探してもらい、ザックに押しつぶされた草の下から発掘できた。改めて出発と思ったら、今度はGPSがない。取り出しやすいように、肩ベルトのポーチに入れていたのだが、知らぬ間に、マジックテープが外れて落としてしまったようだ。落としやすいことは認識しつつも、歩きながらでも場所を確認できる利便さを重視した携帯方法だったのだが、いざ、失ってみると悲しい。サングラス、コンパス、etc、分水嶺には随分寄付をしてしまった。



13:51−14:05 急な笹薮を、HYの女性コンビを先頭に登っていくと、1928m手前の草地についた。ここで、行動水が少なくなってきたKに水を渡そうとザックに入れていたはずの1リットルのペットボトルを探すが、見つからない。朝、2.5リットル持ったつもりになっていたが、1リットルは持ち忘れていたようだ。これが、テント2張りを持っても、重く感じなかった原因か。タクシーの予約を19時に変更して、最後の登りにかかる。



ここからは藪というよりも、潅木交じりの樹林帯に入る。分かりにくい尾根をKHのGPSの指示を頼りにTYがルートを切り開いていく。格闘すること1時間。最後のシャクナゲのバリケードを突破すると草原に出た。

 



15:13巻機山の頂上稜線に乗る。2日ぶりの登山道。

15:17−31 1697mの地点に巻機山頂上の標識がある。



15:39−41 山頂の尾根の西端には、御機屋の表示。ここで、たむしば山の会のパーティと一緒に写真を撮る。

15:55避難小屋。階段状の路と木道を下っていくと巻機山の避難小屋。そこから少し登ったところがニセ巻機山だ。ここからは、段差が大きく歩きにくい路を淡々と下っていく。次第に暗くなり、ヘッドライトをつけての下りとなる。つるつると滑りやすい路を慎重に下る。

19:00 正に予定していた時刻丁度に桜坂の駐車場に到着。しかし、タクシーがいない。電話をしてみると、最後の確認の連絡を待っていたとのこと。あまりにも変更を繰り返したので、ちょっと理解の相違があったみたい。ともかく、来てくれるようにお願いする。さて、どうやって帰るか相談するが、風呂、酒、よりも、早く帰宅、という声が大きい。そこで、ストレッチもそこそこに、お着替えタイムとする。広い駐車場でヘッドライトを消して全身着替えを済ます。タクシーで越後湯沢に向かってもらう。20:30発のMaxたにがわ426号に乗る。越後湯沢が始発で、6人席を確保する。充実した藪との格闘、そして、無事下山を祝って乾杯。

 


 

ジャンクションピークから巻機山、そこから丹後山へ、さらには平ヶ岳を経由して鳩待峠、利根川源流部に延々と続く藪ルート。ここを来年の5月連休までの間に3回に分けて歩こうとしている。その中で、今回の巻機山までのルートは、比較的歩かれており、序章としての位置づけと考えていた。2泊3日で抜けることに時間的な不安はあったが、藪の難度としては楽観的に考えていた。しかし、この予想は裏切られた。確かに、古い踏み跡が随所に見られたが、それは、余りにも古いものであり、笹だけでなく、シャクナゲ、ハイマツ、イチイ、ナナカマドなどの潅木にすっかりと覆われていた。息が抜けるのは、所々の笹薮だけで、難所が延々と続いている。今回、予定通りに完踏できたのは、これまで11回の分水嶺の山行で鍛えた、藪突破力、そして、何よりもチームワーク成果だ。次回の丹後山への路も厳しいだろう。でも、最高に面白い。

 

9月18日 歩行距離 13.2km 行動時間 7:27 累積登攀標高 1985m 累積下降標高  666m

9月19日 歩行距離  7.8km 行動時間 11:29 累積登攀標高 1133m 累積下降標高 1222m

9月20日 歩行距離 13.3km 行動時間 13:31 累積登攀標高 1096m 累積下降標高  2185m